自己紹介

 アフリカ地域研究を専門としています。
 学生時代は、南北問題から、世界でもっとも「貧困」であると認識されているサハラ以南アフリカに関心を持ち始めました。大学院(修士)で人間開発論について論文をまとめ、その後、5年余り、ユニセフタンザニア事務所、および国連開発計画タンザニア事務所で勤務しました。
 タンザニアでの仕事をきっかけに、主体となるコミュニティの人々が「貧困」「発展」をどのように捉えているか、地域の文化がどう影響するのか、関心を持つようになりました。また、タンザニアの農村における現地調査を深め、日常的な困難や不便は認識しながらも、アフリカにおける自在性や豊かさに注目しています。
 これらの研究成果を活かし、アフリカの生活世界や「発展」のあり方について、教育活動を行っています。アフリカに関心のない学生も、自らの生活や発展のあり方について振り返る機会になれば、と願っています。
 2011年の3.11以降、もっとも脆弱な層が影響を受ける近代の社会構造について考察をしています。

Kumiko Sakamoto on ResearchGate